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花曇りの意味とは?時期はいつ頃?使い方の参考例も紹介!

春の時期の天気予報を見ていると、花曇りという言葉を聞くことがありますが、「何となくイメージは湧くけど、本当の意味ってなんだろう?」と疑問に感じられる方もいらっしゃるかと思います。

 

そこで今回は、花曇りの意味とはどんなものなのか、時期はいつからいつまでなのか、実際にはどのように使われたりするのかなどをご紹介しますので、よろしければご参考になさってみてくださいね。

花曇りの意味とはどんなもの?

花曇りの意味ですが、【桜が咲く時期に薄い雲が広がっている天気】のことを表す時に使われる言葉となります。

 

桜が咲く頃は花見をしたり、美しい桜を鑑賞したいと思う人が多いかと思いますが、そんなせっかく桜が咲いている時期に天気が曇ってしまっているという、ちょっと残念がる気持ちも含まれる表現なんですね。

 

薄い雲が広がっている状態の天気ですので、「今にも雨が降りそうな気配の天気」の時に使われる表現ではありませんが、《花》という言葉は『桜』を表したりしますので、【花曇り】という言葉が使われているというわけです。

 

よくよく考えてみると、桜が咲く頃って曇りがちの日や雨が多かったりしますが、その理由は、その時期特有の気圧配置によるものだったりします。

 

春の時期になると、冬の時期に日本の本州に張り出していた高気圧が北側へ移動し、その高気圧がいた場所に東北気流という冷たく湿った空気が入るようになるため、本州の南岸沿いに前線が停滞するようになります。

 

この前線は《春雨前線》とも呼ばれたりしますし、その時期は前線が停滞し梅雨のような状況となるため、その梅雨を表す表現として《菜種梅雨》と呼ばれたりします。

 

菜種梅雨に関しましては、こちらで詳しく紹介していますので、よろしければご覧になられてみてくださいね。

⇒ 菜種梅雨の意味とはどんなもの?時期はいつまで続く?別名はあるの?

 

この前線の影響により、桜が咲く時期は曇りがちの日や雨の日が多かったりするというわけです。

 

ちなみにですが、「花曇り」という言葉の他に同じ意味を表す言葉として、『養花天(ようかてん)』や『鳥曇り(とりぐもり)/鳥雲(とりぐも)』という言葉もあります。

 

「養花天」には、《養花雨》という言葉もありまして、この言葉の意味は【花に養分を与えるかのように降る雨】のことを示しますので、養花天もそのような天気を表す意味となります。

 

「鳥曇り/鳥雲」は、花曇りの時期が、【冬を越すために日本に飛来してきた鳥たちが北の方へ帰る時期とも重なる】ことから、この時期を表す言葉として使われたりします。

 

花曇りの時期はいつからいつまで続くの?

花曇りの時期はいつからいつまで続くのかですが、前線が停滞している時期が「3月中旬~4月頃」となりますので、この時期の間は曇りや雨の日が多くなります。

 

また、この時期は桜の他に、「卒園式/卒業式」や「入園式/入学式/入社式」とも重なる時期となりますので、『卒業式(または入学式など)は曇りや雨が多い』とか、『花見には傘が必要』などと言われることもあります。

花曇りの使い方は?

花曇りはどのような時に使われたりするのかですが、俳句の季語として使われたり、時候の挨拶として使われたりします。

 

俳句の季語としての使われ方

・どむみりとあふちや雨の花曇|松尾芭蕉

・海原や江戸の空なる花曇り|芥川龍之介

・牛の角の蒔絵うるむや花ぐもり|幸田露伴

などがあります。

 

時候の挨拶としての使われ方

・「花曇りの昨今ですが 皆様いかがお過ごしでしょうか?」

・「花曇りの日が続く今日この頃 いかがお過ごしでしょうか?」

などがあります。

 

ちなみにですが、花曇りという言葉は、あの大ヒットを記録した映画「君の名は。」の原作小説であります『小説 君の名は。』の中でも使われています^^

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

花曇りもそうですが、日本語にはその時の情景などを表す言葉が多くあったりします。

それらの言葉の意味を考えながら季節を感じるというのも素敵なことですよね^^

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